40歳での不妊治療

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40歳前後での不妊治療【01;高齢での不妊】

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40歳前後で不妊治療を受けようか・続けていこうかお悩みのかたに少しでも役に立つ情報を発信できれば、と思い関連の情報を4回に分けてお話したいと思います。

 

さて不妊治療の現状ですが、現在では高齢の方でも不妊治療をすることで赤ちゃんを授かる場合が多数あります、ある統計では全出産数のなんと13.7%の割合で不妊治療を行なった、との結果があります。つまり全体の8分に1の出産数が不妊治療をして出産していることになります。

 

不妊の原因の半数は、必ずしも女性側ではなく無精子症など男性の側にあると考えられています。従って、女性が40歳前後であってもそれが即不妊の原因とはならないわけです。なお、残る半数の女性側の原因ですが三つの要因に分けることができます。一つ目は、卵管が受精卵を子宮に輸送する能力が低下する卵管性不妊、二つ目には、排卵障害、そして、三つ目に着床障害、が挙げられます。

 

40歳を越える高齢でも特定の病気による不妊の場合は治療によって妊娠が可能になりますが、一方で女性が40歳前後と高齢になるにつれて妊娠しにくくなっている場合もあります。

 

ある統計によりますと、各年代別の不妊治療による出産の全出産に対する割合は下記のようになっています。

-30歳未満: 7.6%

-30〜35歳: 17.9%

-35歳以上: 27.3%

 

つまり、35歳以上の高齢出産ではおよび4人に1人が不妊治療を実施したことになります。40歳前後での妊娠と出産を考える場合には、不妊治療という言葉を頭に入れておいた方がよいのかもしれません。高齢でご不安でしたらできるだけ早めに産婦人科医に不妊の相談をなさった方が良いでしょう。

40歳前後での不妊治療【02;高齢での不妊治療】

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40歳前後での不妊治療法の主のものとしては、体外受精、および、顕微授精が挙げられます。

 

身体への負担が比較的少ない治療法(まずタイミング療法、そして経過観察し人工授精に適宜移行など)を行ないながら妊娠を待つというアプローチも30歳前半くらいまでは効果的ではありますが、高齢(40歳前後)の方が不妊治療を始める場合は、早い段階で、体外受精および顕微授精といった妊娠する確率の高い、いわゆる「高度な」不妊治療を初めから行なうことが主流となっています。

 

なぜなら、高齢になるにつれ、不妊となる確立が高まってしまうこと、および、仮に妊娠しても流産の確率が高くなってしまうからです。

 

なお、40歳前後で高度な不妊治療をはじめから受けるとしても、やはり年齢的な難しさというものもあります。体外受精や顕微授精のためには卵子の採取が必須となります。勿論、色々な薬剤を用いて排卵を起こさせて卵子の採取が可能な間は40歳前後の場合でも不妊治療を受けられます。しかしながら、卵子が高齢化(老化)すること自体は止められません。

 

卵子の高齢化により、受精確率、および、妊娠を継続することができる確率、はいずれも低くなってしまうのです。すなわち、卵子の採取が可能な期間であっても、高齢化とともに不妊治療の効果は年々期待が薄れていってしまうということです。

 

さらに、体外受精は費用面からも何度も行うのは困難かと思います。40歳前後になってから妊娠・出産をお考えの場合は、不妊治療に依存しなくてもよいようにまず、例えば、排卵周期を基礎体温を計って把握したうえで性生活を持つなど、妊娠の確率をあげるよう極力努力していきましょう。

 

また、40歳前後で不妊治療を受けている最中に卵を元気にするために薬剤の投与も大切ですが、日々の生活の中で出来ることもあります。赤ちゃんを待っている女性の間で人気となっているのがルイボスティーです。ルイボスティーが豊富に含むポリフェノールが活性酸素を除去して、細胞の老化を止めるといわれています。生殖機能があまり活発に働かないといわれることが多い体温がいつも低めの女性には特におすすめです。ノンカフェインでストレートでものみやすく美味しいのも嬉しいです。

40歳前後での不妊治療【03;体外受精の現状】

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40歳前後での不妊治療の主なものとして、体外受精があげられますがその現状はどのようなものなのでしょうか?

 

2003年の体外受精による出生児数の全出生数にしめる割合は1.5%となり、伸びる傾向にあります。また、2005年までに日本国内で体外受精で生まれた赤ちゃんは日本産婦人科学会の報告によると累計で11万7589人とされています。さらに1992年に成功した顕微授精が高齢での不妊治療に大きな成果をもたらしています。

 

しかしながら、体外受精による妊娠成功率(一回あたり)はあまり伸びていないのもわかっています。すなわち、体外受精での出生数が伸びていることは、不妊治療を受ける患者数の絶対数の伸びであるとされています。

 

その要因としては高齢での不妊治療をして妊娠・出産をされる女性が増えてきているということがあります。妊娠・出産が安心してできる年齢は35歳以下、という認識を強く呼びかける産婦人科医もいます。

 

高齢たとえば40歳前後で、不妊治療を受けても成功しない場合は、卵子の老化が原因となる場合が少なくありません。

 

それに対する例えば40歳など高齢の不妊治療として、卵の若返りやクローン技術が研究されていますがまだ、安全性の確立が十分ではないために、日本では許可されていません。将来的にこのような技術が確立されれば、40歳前後の不妊治療も幅が広がると思います。

40歳前後での不妊治療【04;不妊治療の費用】

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40歳前後での不妊治療は費用がかかるということで治療に躊躇されている方が多いと思います。実際に健康保険適用外の不妊治療も多く、それらはすべて全額自費となってしまうため非常に高額になってしまいます。

 

また、特別の装置や高度な技術を使う検査や治療が多いことも高額化する要因の一つです。一度に同じ検査を幾度も受けたり、受診毎に同じ検査を受ける必要性があったり、更に治療が進むほど治療費がかさんでくる場合もあります。

 

検査や治療にかかる、概ねの目安としての費用をあげてみました。

 

・初診(※) 800〜3,000円

・男性の精液検査(※) 300〜4,000円

・ヒューナーテスト(※) 100〜3,000円

・タイミング療法(※) 2,000〜7,000円

・人工授精(一回あたり) 10,000〜20,000円

・体外受精 200,000〜400,000円

・顕微授精(体外受精の治療費+) 50,000〜100,000円

 ※健康保険適用

 

金額は病院などよって異なる場合があるので受診の前に病院に確認することを強くおすすめします。なお、地方自治体によりますが、不妊治療の費用の一部を助成している場合がありますのでお住まいの自治体へ一度確認することをお勧めします。

 

必ずしも治療費の金額は治療の質と比例するものではありません。不妊症の原因は人によって異ります。必ずしも40歳前後という年齢が不妊の原因でない場合もあります。あくまで、自分の不安や疑問を聞き入れて、そして、納得のいく対応や回答をしてくれる医師・病院を選びましょう。

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